最近ずっと自転車での移動中などに思い浮かんだメロディーと歌詞をフンフン歌ってて、大抵は思い浮かんでも次の日には忘れてしまうんですが(忘れてしまった場合は忘れるくらいのものだったんだなと思ってそのまま諦める)、そのメロディーは忘れなかったからずっとフンフン歌い続けてました。
私は歌を作る時、歌詞から先にできる時とワンフレーズがメロディーと歌詞一緒に浮かぶ時とがあります。歌詞からできる時は捻り出す感じで、一緒に浮かんできた時はそこから横に広がる感じで歌いながら歌詞も同時に作っていきます。同時に湧いてくる歌の方が忘れないことが多いです。
突然の話なんですが、二十代の頃はずっと音楽をしていました。楽器で音をつけてくれる人がいて、一緒に歌を作ってライブをしたりしていました。「歌ってみた」も随分やってたし、歌を歌うことや作ることは、あの頃自分のライフワークでした。
家族が出来てからは音楽を作るという行為から離れ、一人で家の中でできる創作を楽しむようになりましたが、今でもたまぁ~に、ステキなアーティストに出会ったり昔の仲間の近況を聞いたりすると、音楽の熱がブワッと上がって歌ったり作ったりすることがあります。
あの頃湯水のように湧いて出てきた歌詞とメロディーは、今はもうチョロチョロとしか出せなくなりました。でもまだ、蛇口は完全にはしまってなかったんだなと思って、ちょっと嬉しくなりました。
久しぶりに歌を作って、繰り返し歌ってて、いいなぁ楽しいなぁって感じることができて、二十代の頃の自分に「よ」って、挨拶してる気分です。
年取ったけど元気にやってるよ、家族ができたよ~って、言ったらあの時の自分はどんな反応をするんだろう。
歌詞を考えることと小説を書くことはちょっと似てて、メロディーを歌うのと絵を描くことはちょっと似てる気がします。いろんな出力機能は、きっといくつかのパイプで繋がっているのだろうなと感じます。
「いいな」って、純粋に思える歌ができたので、どこかで披露とかできたらいいな^^
キリギリスも鳴かないような、しみったれた秋の夜
憎たらしいほど平凡な毎日を謳歌してる
ハイライトに火を点けてしゃがみこんだら最後
きっともう立ち上がれないぞ、憂鬱な午後よサラバ
「ハイライト(仮)」ってタイトルの歌です。
楽器が弾けたらな~~~。
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