八幕読了しました


今更過ぎるんですが、なんかブログ書きたい気持ちに、やっとなったので!!

先月の頭くらいに八幕読了しました。もう、言いたいことは山ほどあるのですが、とにかくとにかく、本当に最高でした!!(号泣)私はメインストーリーの一幕から八幕の中で多分一番、この八幕が好きだと思います。自分の琴線に触れるポイントが何箇所もありました(;;)
冬組って、誰かにスポットライトが当たってる時の、自身が物語の主演ではない時にとにかく優しい光を放つ人たちだなって感じました。ガイさん以外の冬組メンバーは、この八幕においてはみんな「準主演」というポジションだったと思うですが、だからこそ優しさ、ぬくもり、美しさが一際強く感じられて…。四幕の時の何倍も冬組のことを大好きになりました。今までのイベストでも「冬組ってホント…」って、何度も涙目になってきましたが、メインストーリーでこんなに強く感じることができて、本当に嬉しいし幸せです。
誉さんと東さんの優しさは、なんていうか本当にもう…。なんでこんな美しいのかな(;;)涙が出ちゃうな…。「一人戦う彼に、唯一私がしてあげられることだからね」って微笑む誉さん、「みんなで飲むお酒は本当に美味しい」って教えてくれる東さん。冬組のことが好きで、好きでいることは、想うということはとても素敵なことなんだよって、優しく伝えてくれた二人の美しさに涙が出ます。本当素敵(;;)

そしてシトロンくんが母国語で喋る時の話し方を初めてフルボイスで聞きましたが、もうマジで無理でした。マジで無理でした。
一番好きで、一ヶ月経った今でも頭の中でこだましてるセリフがあるのですが「ガイが、たくさん笑えますように」と「本当に楽しいと思っているのか?」の二つが、もう、もう…。シトロンくんの真のパワーが全て解き放たれ私の心臓を爆散させた瞬間でした。っていうかズルすぎない!?!?!?!?物語の最初の方から登場していて、一年後にやっと初めて、本当の話し方が解き明かされるって!!!!!ズル過ぎるでしょうが!!!!!!(興奮)(混乱)(号泣)
特に「本当に楽しいと思っているのか?」が大好きで胸打たれまくりました。今も頭の中で聞こえる。ニヤッと笑いながら、ちょっとあきれながら、でも何よりも優しい気持ちでガイさんを見守りながら発された言葉だって分かる…あまりにも優しい…情景が浮かぶ…。八幕を読んでからというもの、シトロンくんのカードが欲しくてたまらないです。全然持ってない(;;)前々から「バクステのかっこよさトップツーは誉さんとシトロンくんだな」って思っていたので、今この気持ちでシトロンくんのバクステ読んじゃったら、軽率に夢女になってしまいそうです。

そして私の琴線にとにかく触れまくってくるガイさんの全て(;;)泣きました…たくさん泣きました。
私は、人間の思い込む力というのは本当に凄まじいものだと思っています。自分がそうだと思い込んだら、体の機能やインプットする情報って、全てそれに準じるんです。本当に容易く。思い込んでいる間は周りからの言葉や働きかけは、あまり意味を成さない事が多いです。何を言われても何をされても、そこから抜け出せない。「自分はこれを信じてる」とかじゃないんです。自分の中では、もう「そう」なんです。揺るがないんです。私、ちょっと昔の自分を思い返すと本当に怖くなります。周りから何言われても聞く耳持たなかった。それどころか「何言ってるんだろこの人」って、本気で思ってた。
自分で気付かなきゃ変われなかった。私は一年半かかりました。その時今まで周りの人がくれた言葉や気持ちを走馬灯のように思い出して、ああ分かってなかったのは自分だったんだって、なんて恐ろしいことだろうって思いました。被害妄想、想像妊娠、幻聴、幻覚、脅迫観念、全部全部、人間の思い込む力によって引き起こるものだと思います。そのパワーは絶大で、脅威だ。
話がデカくなりすぎましたが、だからガイさんが「自分はアンドロイドだ」って思い込んでた間の精神状態とか、そこに行き着くまでの過程とかを想像すると、怖いし涙が出るし、目と耳を塞ぎたくなるほど、痛いほど、分かります。(分かるというか自分のことを思い出してしまう)
間近で見てたシトロンくん、きっと悲しくて怖かっただろうなと思います。でも、「おまえはアンドロイドなんかじゃないよ」って諭そうとしないで、「ポンコツだな」って笑いながら見守ってた。それって本当に優しくて凄いことだと思う。優しいなぁ…本当にすごいなぁ。

そうやって何十年(二十年くらいかな)思い込み続けてきて、いうなれば壊れ続けていた状態から開放されて、一人の人間となった「柑木涯」が発したシトロンくんへの言葉が「シトロニア。新たに始まる、お前の永く果てしない旅路を、これからもそばで見届けさせてほしい」「…お前の、友として」なの…泣くでしょそんなの…。「お前のおかげで感情を取り戻した俺が、一番最初に「こうしたい」と思ったことがこれなんだよ」って、ガイさん…もうそんなの泣くよ…それに対して返したシトロンくんの言葉が「ありがとう。私はずっと…お前と友達になりたかったんだ」って…もうそんなの…二人を思って泣くしかないよ…。シトロンくんの夢は二つ叶ったんだよ、ガイがたくさん笑えますように、それからガイと友達になれますように。叶えたのはガイさんだよ、そしてガイさんを誰よりずっと見守ってきたのは、シトロンくんだよ~~~~(;;)(号泣)
ガイさんの「友として」のところと、シトロンくんの「私はずっと…」のところ、自分が感極まってるだけかもしれないんだけど、泣く一歩手前の声みたいに聞こえてホント無理(;;)無理~~~~~~~~好き……………。

「お前は自由を望んでいたのか」
「今さら気付いたのか。お前はやはりポンコツだな」
この会話から始まる二人の新たな旅路、光に満ち溢れすぎてる…まぶしい。まぶしいのに世界一優しい。泣ける、泣いちゃうよ大好きだよ~~~~~(;;)
二人は「友達」って言ってるのに、その先を望んでしまう腐った私をお許しくださいって感じだよ…本当にごめんね…。私はシトガイを推しています。


↓ここから苦手だったところを書いています、すみません


八幕、ちょっとだけ苦手かも…ってところがあって、咲也くんが最初の方、黙ってザフラに帰ったシトロンくんの気持ちを、ちょっと勝手に推し量ろうとしてる(ように感じられた)ところと、紬さんがガイさんに「ガイさんはどう思いますか?」って聞いてガイさんが素直に感じたままを答えたあと「ガイさんには、そう見えるんですね」って、含みを持たせた相槌をしたところが、自分はやや苦手でした。
咲也くんが「俺はこのままシトロンさんと離れるのは嫌だ、だから追いかける!」って自分がこうしたいから動く!という発言だったら気持ち良いんですが、なんか「シトロンさんきっとこう思ってる筈!」って「予想した他者の気持ちを理由に自分が行動する」みたいなのを匂わせるのが、ちょっとあんまり…うう…って感じでした(;;)咲也くん、自分の中であんまりそういうイメージなかったのでちょっと驚いたな。人の気持ち推し量るタイプではないと思っていました。
あと、紬さんの「ガイさんにはそう見えるんですね」は、ちょっと自分の中のNGワードっていうか、かなり受け付けられない部類の言葉でした(;;)うわーーーごめんなさい、でもホントにきつかった…ぶっちゃけると太一くんのバレンタインバクステ並みにきつかった…。
「どう思う?」って聞かれて、正直に一生懸命答えたら「あなたはそう思うんですね」って返される…ううう私これメチャクチャやだ…自分の感じ方を暗に否定されているように感じてしまう…。「そうなんですね。僕はこう思います」って返してくれたら「話し合い」になるのに、「あなたはそう思うんですね」で会話を終わらせられると「それは不正解なんだよなぁ」って言われてる感じがしちゃって、この会話は対等な位置からスタートしてないんだなって感じちゃって(自分は教わる側、相手は教える側として話がスタートしているように感じる)、とにかく駄目です(;;)「ガイさんにはそう見えるんですね」の言葉の頭に、見えない「ふうん」が透けて見えてしまう(;;)苦手です、ごめんなさい…(;;)いや、まあ紬さんは「教える」という気持ちでガイさんに「どう見えますか?」って聞いたと思うんだけどさ…。だったら最初に「問題です」とか一言つけてくれたら、一気にほんわかするんだけどな…。
苦手な部分の話が長くなってしまい、すみませんでした。



とにもかくにも、八幕、素晴らしい物語を見せてくれてありがとうという気持ちです。あまりに感動して書いてしまったシトガイのお話、自分でも気に入っているので気が向いたら是非、読んでみてください!^^(突然の宣伝)
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生姜