ツイッターを始めた一番の理由は「色んな人の考察や解釈を見たい」です。
太一くんや臣太、秋組、みんなの関係性についての、その人が噛み砕いて咀嚼した解釈、考察を、その人の言葉で読めるのがとても楽しく、激しく共鳴したり泣きたくなったり目から鱗をこぼしたり、毎日しています。
今夜は太一くんについての考察ツイートが沢山見れて、タイムラインに齧り付くようにして読んでいました。
私は、考えてることを全然短く纏められないので、ここでボソリと語ろうと思います^^
太一くんって、いくつか持ってる武器の組み合わせが矛盾してるような感じがします。火の剣と水の魔法を一緒に使っちゃう、みたいな!なんというか、自分の持ち物を自分の持ち物で相殺してしまうというか。
演劇を始めた理由は「目立つ為にはこれしかないと思ったから」だし、口癖は「モテて~!今すぐ即座にモテて~!」だし、ソロ曲では「構っておくれよ、人気者でいたい」「大好きなことしたいだけなのに」って言っているしで………これだけのピースを集めただけでも、かなり矛盾が生じていると言うか「えっ、どれが本当の気持ち!?!?」って、私は一瞬戸惑いそうになります。
「目立つ=モテる=構ってもらえる=人気者の証」ということなのかな。もしそうだとしたら、それを理由に始めた「演劇」が「大好きなこと」と「=」で結ばれるのはちょっと変ですよね。大好きだからやってるんじゃなくて、目立つ為の手段として「演劇」を選んだんだよね?と。まず、思うわけです。
太一くんはいつも「手段」を選ぼうとは、あまりしないような気がします。いつも「これしか俺には方法がない」って思って、一度思ったら確固たる意志で決意して、絶対に完遂する。ヨーヨー会得もスパイ行為も衣装引き裂いたのも、全部「これしかない」って、目を見開いてそれだけに注視して、半ば取り憑かれたみたいに思い込んで、やり遂げる。(バルーンも折り紙も、会得してる間は「これしかない、俺には絶対これしかない」って唱えながら練習してたんではなかろうか。会得し終わった後は「武器」として楽しげに見せびらかすけれど)
…と、そこまで考えて思ったのですが、彼には彼の中で毎回必ず通過する過程があるんじゃないかな、と感じました。
習得するまでは血眼になってやる。その時はそれが好き!とかやりたい!とかいう楽しい気持ちはなくて、強迫観念みたいに「これしかない、やんなきゃ、俺やんなきゃ」って取り憑かれたようにやる。そして目標を完遂できたあと初めて、それが自分の誇れる武器になり、携えることができるようになり、強迫観念から解放される。解放されて初めて「好き」の気持ちが生まれる。
…という過程です。
だから最初は演劇も「手段」の1つであって、決して「好き」ではなかったと思うんです。でも1つ1つをやっていくうちに、それが自分の中で確かな収穫として積もる度に「好き」になっていった(現在進行形でなっていってる)んじゃないかなぁ。
太一くんのチグハグさは、この過程があるからのような気がします。「手段」を「手段」のままで終わらせられたら完全な悪役になれるんだけど、自分の中のどこかの過程で「好きなこと」に変わっちゃうから、矛盾が生じてしまう。右手には「手段」を持ってるくせに、左手には「好き」を持ってるんです。その2つは同じものな筈なのに。彼の中の時系列をきちんと追うと「ああ成る程」って思えるのに、太一くんはそれをあんまり見せてくれない(語ってくれない)から、側から見ていると「手段」と「好き」を同時に出されたような気になって戸惑う。
「living the
dream」を聴いた時、最初のうちは「歌詞がアッチャコッチャ行ってないか!?!」って、思っていました。でも今は「誰かの背中にナイフを当てる」も「大好きなことしたい」も「大切だから辛いんだよ」も、全部繋がってるんだって感じています。「辛いんだよ」というのは、太一くんが自分に対して「俺はこんなに大好きなものを、一度「手段」として利用したんだ。こんなに好きなのに、その事実は絶対消えないんだ。俺はそれを忘れないぞ、大切だからこそ、自分の手で一度汚してしまっていることを絶対に忘れないぞ」って思ってるってことかなぁ、と考えています。
太一くん、過程を言ってくれないんだもん~!!でもこの過程は私の個人的な想像でしかないけど、もしこの過程がないとしたら、太一くんが公式で語られてる部分しかない「手段も好きも同時に使えるッス!いぇーい!」みたいな人だとしたら、異邦人の時の臣クンを掬い上げた太一くんが完全に幻と化すんです。
公式で今後語られるのかどうかは本当に謎ですが、太一くんは自分の中のモチャモチャ、所謂「独り言」を、全然言わない&見せない(見せてくれる時が来たとしてもその時には既に事が済んでしまっている気がする。渦中の時は全然見せてくれない)よなぁ~と私は感じているので、これからもきっと唐突に火の剣見せられたり水の魔法見せられたりするんだろうなぁと思っています。その度に戸惑うのだ、きっと私は!!
ワンワン元気なキャラなのに、自分の内側についてはやたら寡黙でさ!!そういう面も同時に出してくるから戸惑うんだよもう!!
色々考えど、やっぱり帰ってくる場所は「太一くん大好き!」なんです。なんでかなって考えた時出てきた答えが、太一くんがそういう汚いとこ、ちょっと嫌な奴なとこを、隠さないで出してくるからかなって思いました。
もしも太一くんが隠してて、読み手側がそっと「え、もしかして嫌な奴じゃない…?」って気付いちゃう感じだったら最悪と思います(言動で「嫌な奴」が匂うような感じ)。でも太一くんの汚いところって「ドバーーーン!!」って、観音開きの扉が勢いよく開くように出てくるんです。戸惑うけど、えっ嘘でしょ!?って思うけど、色んなものを一緒に持ってしまうそんな太一くんだからこそ、そしてそれを上手に説明できない太一くんだからこそ、毎回「嗚呼もう、好きだなぁ…愛しいなぁ…」って、思わされてしまいます。
太一くん主演のストーリーの時は、その辺りの「彼の中で起こっている過程」とかを掘り下げてもらえたら嬉しいなぁ~と思っています^^独り言の部分を聞かせてほしい!!!!!
生姜
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